九星気学の凶方位|五黄殺・暗剣殺・本命殺の見方

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九星気学の凶方位|五黄殺・暗剣殺・本命殺の見方

引っ越しや旅行の前に方位を調べたところ、聞き慣れない言葉が並んで混乱した。そういう経験のある方は多いと思います。九星気学の凶方位にはいくつか種類があり、それぞれ由来も影響の出方も違います。整理しておくと、必要以上に怖がらずに済みます。

凶方位は、誰にとっても凶の方位と、自分だけの凶方位に分かれる

九星気学の凶方位は、大きく二つに分類されます。その年・その月であれば誰にとっても凶とされる方位と、自分の本命星によって決まる個人的な凶方位です。

前者に該当するのが五黄殺と暗剣殺、そして歳破・月破です。後者が本命殺と本命的殺になります。

この区別を知っておくと、家族で方位が食い違ったときの判断がしやすくなります。誰にとっても凶の方位は全員が避けるべきですが、本命殺は個人ごとに違うためです。

五黄殺|その年に五黄土星がいる方位

五黄土星は、九つの星の中で最も強い力を持つとされる星です。中央に位置するのが本来の姿ですが、年や月によって各方位を巡ります。

五黄土星が回っている方位が五黄殺です。ここへ動くと、物事が停滞し、腐敗する方向へ進むとされます。じわじわと悪くなる、というのが五黄殺の特徴とされる出方です。

五黄土星が中央にいる年は、五黄殺と暗剣殺が存在しません。この年は方位に関する制約が最も少なくなります。

暗剣殺|五黄殺の正反対の方位

五黄殺の180度反対側にあたる方位が暗剣殺です。五黄土星の力が跳ね返ってくる方位と説明されます。

五黄殺がゆっくり悪化するのに対し、暗剣殺は突発的な出来事として現れるとされます。予期しない事故、急なトラブル、他人から降りかかる災いといった形です。

「暗い剣」という名の通り、自分に非がないところで起きる出来事を示すとされ、九星気学の凶方位の中では最も警戒される方位のひとつです。

本命殺と本命的殺|自分の本命星に基づく凶方位

自分の本命星が回っている方位が本命殺、その反対側が本命的殺です。人によって方位が異なるため、家族でも避けるべき方位が変わります。

本命殺は自分自身に関わる領域、特に健康面への影響が語られます。本命的殺は、周囲との関係や環境の変化として現れるとされます。

五黄殺や暗剣殺に比べれば影響は穏やかとされますが、長期の滞在や引っ越しでは考慮する価値があります。

  • 五黄殺 — その年・月に五黄土星が回座する方位。全員共通
  • 暗剣殺 — 五黄殺の正反対。全員共通
  • 歳破・月破 — その年・月の十二支の正反対の方位。全員共通
  • 本命殺 — 自分の本命星が回座する方位。個人ごと
  • 本命的殺 — 本命殺の正反対。個人ごと

影響が出るのは、時間をかけて滞在した場合

方位の影響は、その土地にどれだけの時間いたかに比例するとされます。日帰りの外出と、引っ越しでは重みがまったく違います。

一般に、日帰りであれば影響は小さく、宿泊すると効き始め、居住すると本格的に働くと考えられています。通勤や買い物のような日常の移動については、方位を気にする必要はないというのが多くの流派の見解です。

また、影響が現れるまでには時間差があるとされます。移転から4か月後、1年後、4年後、7年後といった節目に出るという説が広く知られています。

凶方位に動かざるを得ないときの対処

仕事の都合で凶方位に引っ越さざるを得ないことは、現実には珍しくありません。九星気学には、その場合の緩和策も伝えられています。

最も知られているのが方違えです。目的地とは別の吉方位にいったん滞在し、そこから移動することで、方位の意味を切り替えるという方法です。

また、移転前に吉方位への旅行を重ねて力を蓄えておく、移転後は住まいの水回りを清潔に保つ、といった対処も伝えられています。いずれも劇的な効果を保証するものではありませんが、心構えを整える意味は小さくありません。

  • 方違え — 別の吉方位に滞在してから目的地へ移る
  • 事前の吉方位旅行 — 移転前に吉方位で一泊する
  • 住環境を整える — 特に水回りと玄関を清潔に保つ
  • 気にしすぎない — 不安が判断を鈍らせるほうが実害が大きい

方位より優先すべきものがある

方位を気にするあまり、日当たりの悪い家、通勤に無理のある家を選んでしまっては本末転倒です。

住まいの条件が日々の体調と気分に与える影響は、方位の影響よりはるかに直接的です。方位は、条件が同程度の候補が並んだときの決め手として使うのが、最も無理のない取り入れ方です。

九星気学は本来、生活を良くするための道具です。制約として自分を縛るために使うものではありません。

よくある質問

凶方位に既に住んでいます。

住み始めてしまった場合、影響は時間とともに薄れると考えられています。住環境を整えることに意識を向けてください。

家族それぞれ本命殺が違います。

一般には、世帯主または生計の中心となる方の方位を優先します。全員の吉方位が揃うことは稀です。

旅行程度でも凶方位は避けるべきですか。

日帰りであれば影響は小さいとされます。宿泊を伴う場合や、繰り返し同じ方位へ行く場合に考慮すれば十分です。

方位の起点はどこですか。

現在住んでいる家が起点です。旅行の場合も、出発地ではなく自宅からの方角で判断します。

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